2007年04月02日
司法書士と4月になったアレコレ
4月になりました。毎年ワンパターンですが、ピカピカの新入社員の皆さん、おめでとうございます。
そんな4月、司法書士を取り巻くものが色々変わりました。
@ADR法
(裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律)がスタート。
A登記情報提供サービスの利用料金の値下げ
(770円→480円)
Bオンラインによる登記事項証明書の送付請求も値下げ
(1000円→700円)
C定款の電子認証が法務省のオンライン申請システム経由になりました。
D平成19年度司法書士試験の受験案内が出ました。
このほかにも年金分割やら男女雇用機会均等法の改正やらも昨日からスタート。
実務上一番影響があるのは、やっぱりAの値下げでしょう。従来の閲覧より安くなったのは割安感があります。そして地味に「表示年月日」
が記載される仕様になりましたので、ネットで取得したものにわざわざいつ取得したかスタンプを押さなくてもよくなりました。
地味な変更ですけど、便利。
Bも同様にうれしい値下げではありますけど、事務所が法務局の目の前ということを差し引いたとしても、
ちょっと使えないかんじがしますね。同一法人の登記簿謄本を50通以上とか取得する場合には利用しようかなとも思いますけど、
ちょっとイマイチ。
Dについては、頑張れとしか言えません(笑)。
そして都心の司法書士には影響が最も大きいと思われるのがのがCの定款の電子認証のオンラインシステム経由。
4月に入ってすぐの設立の分は3月中に認証してましたから、今日はトラブルに巻き込まれることはありませんでしたが、
やっぱりトラブルがあったようです。高齢の公証人のITスキルの問題、3月に認証した格納データによる補正、
ユーザーのPC環境の問題などが当然に問題となると思っていましたが、実際は法務省の申請システムにアクセスが集中して繋がりにくくなるというトラブルが最も被害大。
こうなるのは分かってたんじゃないの?と首を傾げたくなります。
予想通り、システム経由初日を避けて正解でした。これでハマった方いらっしゃいます??