Q 現物出資できるものはありますか?

 A ある   ない

 

現物出資とは何ですか?

出資の方法として現金を出資する場合のほかに、パソコンや自動車、不動産等の現物を出資する方法です。資本金が集まらない場合、現物出資も有効な方法と言えます。通常現物出資の方法をとる場合は原則として検査役の調査が必要になるので、手続が多少複雑になります。ただし、現物出資の評価額が資本の5分の1を超えず、かつ500万円以下である場合には、検査役の調査が免除されます。つまり資本金300万円の有限会社を設立する場合、60万円までなら現物出資の方法をとることが可能です。検査役の調査が必要な場合にはかなりの時間と費用がかかりますので、上記の免除の範囲内でやったほうがいいでしょう。

 

現物出資できるものには何がありますか?

現物出資の目的物は譲渡可能のもので、貸借対照表に記載することができるものであれば、種類を問わず認められます。有体物でなくてもかまいません。有体物であれば、不動産、自動車、パソコン、株券等の出資が多いようです。それ以外にも、債権や特許権、営業権、のれんを現物出資することも可能です。