2013年12月06日
とんでもないタクシーに乗った話
昨日はリーガルサポートの研修があったので、四谷の司法書士会館に行きました。バタバタしてましたので、タクシーで四谷へ。
私「四谷お願いします。」
運転手さん「四谷のどこですか?」
(60歳くらいの運転手さんです。)
私「司法書士会館わかりますか?」
運「わかりますよ。研修ですか?」
私「???」
なぜ研修って分かるんだ???
運「簡裁代理権の研修ですか?」
なぜその言葉を知っている。。。
私「いや。成年後見の研修です。」
運「親族法とかは弁護士さんより司法書士さんのほうがお詳しいですよね〜。」
なぜそれを知っている。
私「そうですね。」
運「相続登記とかやられているんですか?」
私「やりますけど、うちは会社関係が多いんですよ。」
運「商業登記ですか〜。」
なぜその言葉を知っている。。。
私「そうですね〜。」
運「味村本読んでましたよ。」
いやいやさすがにその用語を知ってちゃいかんだろ。。。しかも読んだらいかん(笑)。
さすがに我慢の限界。まさか元司法書士か???
私「味村ご存じですか?業界にお詳しいですね〜?」
運「昔司法試験やってましてね。」
なるほど。でも商法やるのに、司法試験受験生が味村本はやりすぎでは???
運「通達とかいっぱい載ってるでしょう。ずいぶん助かりましたよ。」
私「最近会社法の施行後の改訂版が出たんですよ。」
運「でも味村さんお亡くなりになったでしょう。」
なぜそこまで知っている。。。
私「ええ、他の方が書かれてます。」
運「会社法になって江頭は読みましたよ。」
なぜそこまで(笑)。
色んなタクシーに乗りましたが、味村本の存在を知っている運転手さんは、たぶん日本でこの人くらいでしょう。
全訂 詳解商業登記(きんざい)
編集代表 筧康生/神崎満治郎/立花宣男
25,200円と少々お高いですけれど、タクシーの運転手さんも読んでいるくらいですから、司法書士の方は必須です。
まだの方は購入して下さい(笑)。