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2012年10月22日

ネット公開は終身刑か

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出所後もネット上に犯罪歴…「終身刑のよう」
(読売新聞 10月20日)
 「ネット社会でいったんレッテルを貼られたら社会復帰はできない。終身刑を言い渡されたようなもの」
2003年に詐欺などの容疑で逮捕され、懲役2年4月の判決を受けた東京都内の男性(40)
はネット上に漂う犯罪歴に今も苦しめられている。(以下略)

別に犯罪者の肩を持つ訳ではありませんが、罪を償い出所した後に、ネット上に散りばめられた自分の名前に苦しめられるのは、
更生の機会を事実上奪っているようなもの。昔と違って、企業の採用者が応募者の名前をネットで検索するのは、難しいことではありませんし、
実際検索している企業も多いと聞きます。

仮にネットでの情報を取得しなそうな企業に、運よく就職できたとしても、その後、誰が検索するかわかりませんし、
検索されると噂が広まり、結局職を失うことになります。

専門家に相談し、お金と時間をかけて、1ページ1ページ削除するのは、出所したばかりの身には、ハードルが高すぎます。
専門家と努力したところで限界もあり、100%削除は、実際問題として不可能に近い。

同じようなことが画像や動画でもありますが、こちらは犯罪の被害者の終身刑のようなもの。より深刻な問題です。