2012年02月22日
登記識別情報通知の偽造事件
最近権利証や運転免許証の偽造の話が多くて困ったところではありますが、
ついに
登記識別情報通知の偽造事件があったようです。
一見して改竄したと分かるものだったようですが、精巧に偽造したとしても12ケタの番号が一致しない限り、偽物は偽物。
登記識別情報の有効性の確認さえ、きちんと行っていれば、偽造も簡単に見分けられます。しかし、有効性の確認を行わず、
データではない紙としての登記識別情報通知を従来の権利証のように扱い、司法書士が気合で(?)
申請するとなると事故になる可能性は0ではありません。
元々偽造対策としては、権利証より登記識別情報通知のほうが優れているという話でしたが、
必ずしも有効性の確認を行わないケースもありますから、危ないといえば危ない。
有効性の確認は、決済の時間が長くかかったりしてしまいますが、このあたりの事情をご理解頂き、ご協力をお願いしたいと思います。
いつかは、こんな事件が起こると思っていましたが、とうとう起っちゃいましたね。
お互い気をつけましょう。