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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2006年02月28日

公告とインサイダー取引

 


おかげさまで1位になれました。クリックご協力頂いた皆様、
ありがとうございました。これからどれだけ継続できるかというところでしょうが、早くも2位がすぐそこまで猛追しています(笑)。
「明智光秀のような3日天下でも十分じゃないか。」という意見もありそうですが、
出来るだけ上位に長くいられるような内容を更新していきますので、今後も応援クリックお願いします。

 


司法書士になった理由ネタにしたいところですが、ネタが古くなってしまいますので、今日は、
日経の社員のインサイダー疑惑ネタ。

 


日本経済新聞社の社員が、企業の法定公告の内容を公表する前に、
株を取引したとして、インサイダー取引の疑いで、証券取引等監視委員会の事情聴取を受けているというニュースがありました。
また今日の日経の社会面には「ADEXインサイダー事件」が掲載されていますが、こちらも同種の内容です。(こちらは、
キャノンソフトウェアの株式分割。)

 


数日前に電子公告の話をしましたから、
法定公告のだいたいの部分はお分かり頂いたと思います。電子公告のライバル(?)でもある日本経済新聞社ですが、紙面を見て頂くと。
色々な公告が掲載されています。今日の社会面には、株式会社コーセーの株式分割に関する取締役会決議公告が掲載されています。

 


以前であれば、より株式分割が市場に与える影響が大きかったため、
この手の情報を仕事上、早めに知りうる人は、株で大もうけできるのは、当然のことです。不正な手段でありますから、インサイダー取引です。

 


法定公告に関与できる人間が、株取引に関与してしまっては、疑われて当然。
仕事柄、最新の情報が記載されている取締役会議事録を目にする機会のある我々司法書士も同じ立場です。私は個人的には、株はやりませんが、
うちの新人スタッフはやっておりました。しばらく事務所で仕事をするうちに、「とてもじゃないけど、株取引をやってはいけない立場」というのは、理解したようで、

「今後、
株はやりません。」
と申しておりました(笑)。あまりないようで、
案外身の回りにはインサイダー情報に溢れています。(情報漏えいには気を使っていきますので、ご心配なく(笑)。)