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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2004年07月23日

法廷デビューの道 その12

またまたつづきです。
今回は未払い給料請求事件です。売買代金請求などと違って、もともとの契約(売買であれば売買契約、未払い給料の場合は労働契約)を否認してくる可能性はあまりありません。勤務していた事実などを否認してくる可能性もまずありません。
よくボクシングなどでデビュー戦に噛ませ犬と対戦して白星を飾るケースがありますが、今回の私のケースも基本的に負ける要素はありません。お膳立てされた法廷に立つだけです。答弁書にも争う形跡がほとんどありませんでした。これなら、大丈夫です。安心して眠ることにしました。
次の日たーさんが事務所にやってきました。
私「これ見て。」答弁書を見せました。「債務認めてるから、負けないと思うよ。後は分割払いに応じるかどうかだけね。」
たーさん「そうね。でもこれ(相手の分割支払いの希望金額)じゃ厳しいね。」
私「でも相手も厳しい(台所事情が)んだよね。」
たーさん「そーなのよ。」
私「判決もらって強制執行より、和解したほうがいいね。」
お昼を食べながら軽く打ち合わせをしました。
私「ちょっと早めに行って見学(他の事件の傍聴)しよう。」
東京簡易裁判所に到着しました。うちの事務所からタクシーで1000円ぐらいのところにあります。