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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2008年10月29日

司法書士就職戦線

サブプライムローン問題がここまで影響してくるとは。

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大学4年生の就職内定「取り消し」相次ぐ、
金融危機で(朝日新聞社2008年10月29日)

 米国に端を発した金融危機が、
大学生や高校生の雇用に影を落とし始めた。ここ数年は「売り手市場」との声さえ聞かれた就職戦線。しかし、「経済情勢の激変」を理由に、
一転して内定や求人の取り消しが相次ぐ事態になっている。(中略)

大阪市の不動産会社に内定していた男子学生は、9月下旬に呼び出され、
「景気が悪くて、マンションが売れない。社員の一部にも退職をお願いしている危機的な状況だ」と取り消しを告げられたという。学生は
「この時期から、どう就職活動をすればいいのか」と途方に暮れる。(中略)

マンション売れないみたいですね。バブル崩壊の頃みたいにじわじわと不況に進むのではなく、
ドスンと来たかんじ。マンション売れないだから、知り合いの多くの事務所も

「暇」「暇」「暇」

スタッフの多い司法書士事務所は、仕事量が減ると、人件費が重すぎますから、ボスの悩みはつきないようです。

解雇まではないにしても、離職を暗に仄めかしたりと、司法書士事務所経営も楽ではありません。

 

当然その余波は、司法書士の就職戦線にも影響が出始めています。司法書士試験の合格発表後のこの時期、例年「売り手市場」
であった司法書士業界も今はどうやら「買い手市場」

難関の試験を突破して、「これから実務経験を積むぞ〜。」といった新人には、かなり気の毒な時期のようです。

多くの就職口でもある司法書士のメイン業務ともいえる不動産登記の担い手がこんな状況では、
他の分野を主体としている事務所へ方向転換しないと厳しいのかもしれません。

不動産登記が主でもある地方都市での就職も厳しいのか東京司法書士会のHP「求職」コーナーでは、東京以外の関東周辺地区はもちろん、
関西や九州など様々な地域からエントリーされています。

まさに「司法書士の就職戦線異常あり」
です。