2007年12月06日
師走と地面師
昨日は遠方に行っており、帰れませんでした。失礼しました。今日もこれから研修。師走は、やはりドタバタです。
年内に何とか終わらそうという日本人の性格なのか皆ドタバタしてしまいます。
こんな忙しい師走ですが、忙しいと危ない仕事も紛れ込んでしまいます。
style="MARGIN-RIGHT: 0px">15億の詐取容疑で地面師ら再逮捕 被害総額20億円にも(12月6日 産経新聞)
土地の所有者になりすまして土地の売買契約を結び、
不動産業者などから現金15億6250万円をだまし取るなどしたとして、警視庁捜査2課は詐欺などの疑いで、住所不定、無職、
星谷譲治容疑者(53)=詐欺罪などで公判中=ら5人を再逮捕し、不動産業、柳在玉容疑者(64)ら3人を逮捕した。
星谷容疑者らは今回で2〜5回目の逮捕。立件された被害総額は20億円にものぼっている。
調べでは、星谷容疑者らは平成17年12月ごろ、
運転免許証を偽造するなどして東京都渋谷区代々木に約1130平方メートルの駐車場を所有する男性会社役員(65)になりすまし、
新宿区内の不動産業者と土地の売買契約を結んで代金8億5000万円を詐取するなどした疑い。
これも司法書士が事件に巻き込まれていると思いますが、師走の事件。どんなに忙しくても慎重に対応しないといけませんね。
しかし最近の運転免許証、印鑑証明書などの偽造も廉価で技術的に高度のものが作成されるようですから、偽者と見破るのは至難の業。
パスポートにブラックライトを当てると偽者と判別できる工夫がされているようですが、これも技術力が高いと同様に偽造されてしまいます。
地面師に騙されないかどうかは、やはり司法書士の「カン」に頼る部分も多いのかもしれません。
建物があればより偽者を見破りやすくなりますが、こういった事件はやっぱり更地。
代々木の約1130平方メートルの土地なんてそれだけでも十分怪しいといえば怪しいですね。
司法書士の本人確認も「干支は?」なんて想定問答集作られるような簡単な質問だけでなく、
予想されにくい何かを準備しておきたいもんです。
さて問題。この手の地面師の詐欺事件、
警察の隠語では何と呼ぶでしょうか?
A あかねこ
B ごんべん
C じどり
D さぎあけ