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ブログ

2007年08月03日

樹海の看板 借金の解決は必ず出来ます。

月曜日は東京司法書士協同組合の総代会、火曜日は港支部の無料法律相談会、水曜日は港支部の役員会、
そして今日はお通夜。連日のように同じメンバーと会っています。。。

さて今日は自殺の名所、樹海のお話。
樹海といえば自殺の名所。まさか樹海と司法書士に接点があったとは。。。

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『借金の解決は必ずできる』 青木ケ原樹海の看板が反響
(2007年8月2日中日新聞)

 自殺者が多いことで知られる青木ケ原樹海(山梨県富士河口湖町)
に設置された看板が、大きな反響を呼んでいる。多重債務者の救済運動を展開する「全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会」(被連協、
事務局・東京)が「借金の解決は必ず出来ます!」と呼びかける看板で、設置以降、被連協には、多重債務者からの相談電話が殺到している。
 (白井康彦)

 これまでに、
樹海から携帯電話で相談してきた自殺志願者二十人以上の命を助けたほか、
被連協の活動をマスコミ報道で知った多重債務者らから約千五百件の相談が寄せられた。

 被連協では「多重債務は弁護士会や司法書士会、
多重債務者支援の市民団体に相談すれば解決できるケースがほとんどだが、それを知らないまま自殺を考える人がいかに多いかを、
あらためて感じた」と話す。 

樹海にはごろごろと白骨が転がっているのはTV番組などで、ご覧になった方も多いかもしれません。樹海に入っていくには、
色々な理由があると思いますが、多くは借金苦。弁護士会や司法書士会に1本電話をかければ、
あるいはどこかの司法書士事務所に1本電話を入れれば死なずにすむ場合も多いはずなんですが。。。

司法書士の仕事をしていると自殺者がからんだ案件に出会うこともたまにあります。
うちの事務所は会社関連が多いので、他の事務所よりは少ないかもしれませんが、それでも年に数回あります。

冷静な(?)「自殺者の相続人」は、うちの事務所に1本の電話をかけれるのに、
精神的に追い込まれた自殺志願者はそんな余裕がありません。
人の命を助けようなんて崇高な志を持ってこの司法書士という仕事をしている訳ではありませんが、
1本の電話さえあればなんとかなったのにと思うこともしばしばあります。

司法書士からすれば、借金や生活保護の受給を巡るトラブルも別に解決できない程、深刻なものではありません。

「今あなたの抱えている問題は大したことじゃない。」

司法書士がメジャーになり、どんな仕事をしているか広く市民に理解してもらえれば、助かる命もあるような気がします。

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