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2008年05月21日

残念な司法書士受験生のニュース

そろそろ司法書士受験直前ではありますが、残念な司法書士受験生のニュース。

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伊那市職員が300万円着服(2008/5/21伊那毎日新聞)

 2年間にわたって総額299万9232円の公金を着服していたとして伊那市は20日、
同市長谷総合支所建設課の男性主事(30)を同日付で懲戒免職処分としたことを発表した。

 市によると元主事は伊那市、
国土交通省天竜川上流河川事務所など6団体でつくる実行委員会(委員長・小坂樫男市長)が毎年7月に運営しているイベント
「三峰川サマーピクニック」の会計事務を06、07年度の2年間務めていた。
同委員会の預金口座の通帳と印鑑の管理を実質的に一人で行っていた立場を悪用し、06年度9回、07年度32回、
08年度1回の計42回にわたって、現金を不正に引き出したり口座に入金しないなどの手口で着服を繰り返していた。
金は96〜04年に購入した司法書士などの資格取得用教材の代金約400万円の返済に充てていたという。

真面目に司法書士試験の勉強をやられている受験生の中に、こんな人が紛れ込んでいました。昨日のブログにも通じるところではりますが、
3年勉強しても司法書士試験には、なかなか合格できないのが実情です。特に働きながらの受験ともなると、
その受験生時代は長いものになりがちです。

余程会社が定時に終了するような環境でないと、集中して勉強できる時間は、ほんのわずか。ほぼ定時に終わる公務員であれば、
まだマシな方。このニュースの受験生も公務員ですから、忙しい普通のサラリーマンよりは、勉強時間は確保できていたはず。

しかし9年間分の司法書士などの資格取得用教材を購入していたんですね。教材400万円分は、そうとうな量です。まだ若いのに、
どーしちゃったんでしょうかね。

長期の受験ともなると法律は変わりますし、忍耐も努力も相当なものです。どこかで魔がさしたんでしょうね。

辛い直前期ではありますが、受験生の皆さんは、ただゴールを考えて日々励んで下さい。