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2008年05月20日

法科大学院卒業生に司法書士の免許??

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<法科大学院>志願者数も倍率も過去最低(5月19日 毎日新聞)

 昨秋実施した法科大学院の今年度入試の志願者数と倍率が過去最低だったことが19日、
文部科学省の調査で分かった。志願者は前年度比5652人減の3万9555人で、倍率は6.8倍(前年度7.8倍)。
入学者全体に社会人経験者が占める率も29.8%(前年度比2.3ポイント減)と、いずれも04年度の制度導入以来最低だった。

 人気低下の理由について文科省専門教育課は
「新司法試験の合格率の低さが影響しているのではないか。特に社会人は、仕事を辞めて進学することに不安を持っていることがうかがえる」
と分析している。

 定員割れも依然として目立ち、充足率が80%未満の大学院は全74校中16校
(私立15校、国立1校)で、07年度の6校(すべて私立)より10校増えた。

制度導入された当時の説明と現状がここまで乖離してしまうと、思い切って会社をやめるには余程の勇気がないと厳しいですね。

元フジテレビの菊間千乃アナウンサーがこの道を選んだのは有名な話。
せっかくのアナウンサーという職業を辞める度胸があったのは確かかもしれませんが、彼女の場合、
NEWSの未成年メンバーと飲酒したりと問題が色々あったようですので、辞めなくてはいけなかった状況での判断だったのかもしれません。

この制度を維持するために、法科大学院を卒業した人に司法書士の免許を与えようという物騒な噂もあるようです。

「おいおいおいおいふざけるんじゃないよ。試験問題見てくれよ。」というのは、司法書士の言い分。志願者数も倍率も激減する時代には、
このくらいのことをしないと制度が維持できないと考える方もいらっしゃるようで。。。

平成18年に合格したばかりのうちの事務所のN君にとって、この話はまさに

「正気ですか?(ケンコバ風)」

努力してつかんだ者のみがその重みを知るということでしょうか(笑)。