2009年10月09日
台風と私 後篇
バス停から少し離れたところに、雨宿りができるところがあります。ちょっと距離があるので、「もしバスが来たら、
通り過ぎてしまうかもしれない。」
ひたすらバス停に一人。
いたいけな少年は、ひたすら待ち続けました。
2時間くらい待ったでしょうか、1台の車が目の前に停まりました。見ると園長先生。
園長先生「台風でバスは来ないよ。台風で保育園も休みだよ。」
「(そりゃそーだよな。)」そう思ったものの、無言でそのまま家に帰りました。
言われたことを忠実に守る園児。
そんな幼少期を過ごした私は素直な大人になりました(笑)。
園長先生が通らなかったら、丸1日待っていたことでしょう。
自分の子供には、とてもそんな経験はさせたくありません。
しかし、何でうちの親はあんな台風の中、子供を放り出したんでしょうね。
夏休みに帰省した際、このことを母に問い詰めましたが、全く記憶にないようで。
そんな教育方針(?)のおかげで、強い子にはなりました。
台風が来ると、いつもこのことを思い出します。