2005年06月02日
浅草三社祭 その5
こんなネタで連載していて申し訳ないですけど、今日も昨日のつづき。
苦しくなったら、回りの担ぎ手と交代です。我々は4本ある棒の前列、左から2番目です。回りに他の担ぎ手がギュウギュウ詰めでいますから、次の担ぎ手は、棒の1番後ろに入っていきます。5人ぐらいが前列にいますから、後ろから4人入ると最前列。5人目が入って、やっと外に出れます。苦しい時は回りに「苦しい、代わって。」と目で訴えます。開始数分で一応SOSを訴えましたが、数分でヘタレるとは、回りも思っていないのか、全然伝わりません。10分ほど無理してやっと交代です。
やっと神輿から解放されましたが、既に肩には激痛が走っています。2日間参加する予定ですが、この10分でもう十分な気がしました。町内を出た神輿はやがて仲見世通りに入っていきます。ここから雷門までは見物客が一番多いところです。担ぎ手の気合いも入り、神輿が大きく揺れ始めます。
神輿担ぎは十分満足しているのに、回りの方は、初参加の私にいい場所で担がせようと気配りをしてくれます。「大きなお世話だ。」と思いつつも、担ぎ棒の一番後ろに入れられてしまいました。仲見世通りにはギャラリーが多く、盛り上がりますが、さっき以上に角材が肩にめり込みます。周囲の空気とは別に、たぶん私一人だけ盛り下がっています。
つづく。