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ブログ

2008年06月26日

サラリーマンの飲み会

昨日はロイター時代の元上司と飲みに行ったので、飲み会ネタ。

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「飲み会5時間、業務でない」=帰宅途中の転落死に労災認めず−
東京高裁
6月25日16時31分配信 時事通信

 社内で開かれた飲み会に参加した後、
帰宅途中に地下鉄の階段で転落死した男性会社員=当時(44)=の遺族が労災認定を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は25日、
約5時間にわたる飲み会は業務といえないとして、労災を認めた一審東京地裁判決を取り消し、遺族側の請求を退けた。
 宮崎公男裁判長は、「飲み会が社員から意見を聞く『業務』と言えるのは開始から2時間前後まで」と指摘。
その後も約3時間飲酒したために酔って転落した可能性が高く、事故は通常の通勤に伴うものとはいえないとした。
 

『業務』と言えるのは開始から2時間前後まで

裁判官の感覚では2時間なんでしょうかね。一般人の感覚もそうでしょうか。

歓送迎会を含め、サラリーマンには出なければならない社内外の飲み会が色々あります。例えその日が月曜日で、

「週の初めから飲みたくないなあ。」 とか

「今日月9の録画予約してないのに。」

とか思っても実質断ることができないのが普通です。

まともな会話が2時間しかなされないとしても、上司が帰らない限り、「お先に失礼します。」といえないのがサラリーマン。

明日からのコミュニケーションのためにも

「もう1軒行きましょうよぉーーー。」という後輩や部下の声を無視するわけにもいきません。

仮に午後6時に飲み会がスタートしたとすると、東京高裁のいう『業務』と言えるのは午後8時まで。

8時じゃ帰れないでしょう。2次会にも出席してそろそろ終電という11時頃にやっとお開き。

このやっとお開きのタイミングが「約5時間にわたる飲み会」の終了時。裁判官の世界でもこのくらいは通常の飲み会と思いますけど、
違うんですかね。

細かい内容まで分からないので、このくらいにしますが、会社におけるそれぞれのポジション(新人・中堅・上役)
で最も無難な帰宅時間は、「約5時間にわたる飲み会」の終了時だと思うんですけど、どうでしょうね。

P.S.

ちなみに、体育会系だったロイター時代は、午前3時ぐらいまで帰れませんでした。(「もう1軒行きましょうよぉーーー。」
という後輩が私だったような(笑)。)