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ブログ

2009年08月27日

チェンバース社長のような生き方

代表取締役の変更=仕事ではありますが、今日はこんなニュースから

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日本板硝子 藤本会長が社長に復帰 
(8月26日22時3分配信 毎日新聞)

 日本板硝子は26日、スチュアート・
チェンバース社長(53)が9月30日付で退任し、前社長の藤本勝司会長(66)
が10月1日付で社長として再登板するトップ人事を発表した。08年6月の就任から約1年での早期交代で、同社は
「チェンバース社長の家庭の事情」と説明している。藤本会長の後任には出原洋三取締役会議長(70)が就任する。(略)

 チェンバース氏によると、
辞任を決意したのは8月初め。夏期休暇中に英国に住む16歳の長男と会った際、「このままでは見知らぬ他人のような関係のまま、
もうすぐ独立する息子と別れることになる」と感じ、10日に藤本勝司会長に辞意を伝えたという。(以下略)

日本板硝子HP
http://www.nsg.co.jp/press/2009/082601.html

スポーツ新聞なんかでは、違う趣旨の報道になろうかと思われます。というのが、この後任の藤本勝司会長は、あのタレント「千秋」
のお父さん。

「千秋のお父さん社長復帰!」みたいなミーハーな報道がなされると、「ふーん」で終わってしまいそうですが、
このチェンバース氏の辞任理由が、やはり私には衝撃的というか印象的。

 

子供と一緒に生活する時間を犠牲に働くお父さんは日本にはいっぱいいると思います。
そういう私も子供との時間を削ってこんなブログを書いているくらい。

日本の上場企業のトップに立つ人間のほとんどが子育ては終えているので、こんな悩みはないと思いますが、彼の決断は立派だと感じます。

 

彼の「上場企業のトップ<一人の息子のパパ」という価値観、日本人に理解されるのは難しいでしょうか?

 

日本に比べると55歳くらいの早期退職の多い海外の事情を考えると、そう早い引退ではないのかもしれません。

でも彼は55歳までも待てなかったんでしょう。マスコミに流せない事情が裏にあったとは考えずに、
素直に彼のような生き方に拍手を送りたいと思います。

あと1時間くらいは、私は事務所に残っていますが、今日は彼を見習って早く帰ろうと思います。

 

何が大切か考えてみますか?

 

 

では。