2005年03月08日
ソニーのトップに初の外国人
日本企業の代表格ともいえるソニーのトップに初の外国人が起用されました。出井会長の後任となるハワード・ストリンガー氏のインタビューを見ていて思ったのですが、英語で日本人を○○sanと呼ぶところなど昔のサラリーマン時代を思い出してしまいました。ニックネーム(呼び捨て)に慣れていない日本人を呼ぶには、やはり「○○san」がいいような気がします。
軽視した相手を呼び捨てにすることの多い(もちろん微妙なニュアンスで違いますが)日本の文化に慣れ親しんだ当時の部長(英国人)は、社内で敢えて私だけに「Harada」と呼び捨てにしていました。(かなり敵意を感じていました。)
そんな殺伐とした社内でしたから、社内人事には一喜一憂していました。他人事では済まされませんから、お客を向いてする仕事より、社内人事に良い効果がでる仕事を優先していたりしました。やがて社内を向き続けた仕事が中心となり、仕事に魅力を感じなくなっていきました。結局このあたりが退職する理由のひとつとなり、司法書士という次の仕事を選ぶきっかけになりました。今現在は、自分の仕事に満足していますから、当時の部長には(ある意味)感謝しています(笑)。
ソニーはグローバル企業ですから、外国人がトップとなっても違和感はありませんが、実際に働いている社員はどんな気持ちなんでしょう?今後社外取締役がより機能していけばいいですね。日本の会社もこんなスタイルに移行していくのでしょうか?