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2010年08月03日

登記簿を見せろって言わなくても

ウィルコムの続きのはずですが、この記事優先します。

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地方場所宿舎の登記簿提出は取りやめ
(8月3日スポーツ報知)
 日本相撲協会は2日、両国国技館で師匠会を開き、
特別調査委員会の村上泰弁護士が地方場所の宿舎の実態を調べるアンケートなど調査方法への説明を行った。
当初は宿舎の土地の登記簿と貸主の身上書などの提出を求めたが、多数の親方が猛反発。登記簿などの提出は取りやめとなった。

 「宿舎は長年の信頼関係で貸主さんから借りている。今さら登記簿を見せろなんて人と人のつながりの中で言えるわけがない」とある親方。
こうした道義的理由から、宿舎の住所、貸主の氏名を調査票に記すにとどまり、6日までに返答することで収まった。

 

あれだけ世間を騒がせておいて、まだこんな調子なんですかね、この団体は。。。

というか
多数の親方は、不動産登記制度というか登記簿が何たるかを知らないみたいですね。

 

「登記簿を見せろ。」と言う相手は、法務局の職員か登記簿謄本の乙号事務をやっている民間の会社のスタッフですよ、親方。

 

人と人のつながりの中で言わなくても誰でも登記簿謄本は見れますよ。

 

そう、あなた方の提出した宿舎の住所、貸主の氏名がわかれば(笑)。

 

特別調査委員会の村上泰弁護士もこれには、にんまりでしょう。

「宿舎の住所、貸主の氏名さえ分かれば、こっちで登記簿謄本取得します。」という説明はしなかったんでしょうね。

こんな感覚では公益法人の認定は厳しいでしょう。一般財団法人日本相撲協会へ一直線といったところでしょうか。