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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2006年07月07日

草葉の陰から何を思う

 世界で最初の株式会社は、
1602年に設立されたオランダの「東インド会社。」世界史で習いましたよね。では日本で最初の株式会社は何でしょう?
諸説色々あるようですが、日本史好きとしては、1863年結成の浪士結社、商社である「亀山社中」と思いたいところです。

 


日本史マニアの中でも特に人気の高い坂本竜馬が関与したとあって、有名な
「亀山社中」ですが、今日の日経新聞にこの「亀山社中」の記事が出ていました。

 


「未公開株(未公開株の過去ブログはこちら
の販売し、法人税法違反容疑で 中央区にある「亀山社中」他4社が告発されたようです。
よりにもよって悪さした人の中に坂本竜馬ファンがいたようで。。。草葉の陰から竜馬も呆れていると思います。

 


草葉の陰からといえば、今日もうひとつ気になるニュースがありました。

 

 


凍結精子認知訴訟」です。

 


夫が死亡した後、凍結保存された精子で体外受精した女性が、
出産した子を夫の子と認知するよう求めた訴訟の上告審弁論が今日ありました。科学の進歩もすごいけど、
死亡後の夫の子供を産もうと決断した奥さんもすごい。。。

 


科学技術の進歩が法の予定していなかった部分に、影響を及ぼすことは、
これに限らず色々と出てくると思います。法律という「ものさし」だけではなく倫理・宗教など様々な角度で、この問題を考えると、
これが正解とはいえないと思います。

  


認知を認めると、相続登記の実務にすごい影響があります。
仮に認められるとしても、ある一定の範囲でしか認めないとしないと、数百年前に死亡した人の子供なんてなってしまうと、
どれだけ影響があるかわかりません。ジュラシック・パークじゃないですけど、坂本竜馬の髪の毛から、
あるいはアダムの化石から子供が生まれる科学技術でもあった日には、想像もできませんね(笑)。

 


冗談はさておき、
草葉の陰からこの子の父親はどんな風に思っているのでしょうか?