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ブログ

2006年11月01日

高校の履修漏れ問題

最近、高校の履修漏れが問題になっています。灘高校などの有名私立でも履修漏れが発覚したり、
茨城県の校長が自殺したりと日に日に問題が大きくなっています。

残念なことに私の母校や当時私を虐めていた先生が教頭をやられている高校でも履修漏れが発覚しました。
有名校への合格至上主義など今に始まった問題ではありませんが、高校教育をどうやるべきかなど検討するいい機会のような気もします。

受験を控えた生徒への配慮のつもりだったのでしょうが、ここで問題が大きくならなければ、
このままの体制は続いていたんだと思いますね。

私が高校生の頃、若い方には死語ともいえる共通一次なるものがありました。
国公立の大学を受験するには5教科7科目を受験しなければならないものです。理科・
社会はそれぞれ2科目選択しなければならない時代でしたので、当時は今回のような問題はありませんでした。

それどころか、私は理数科だったので、
大学受験を控えた高校3年の頃は、週52時間(月〜金は午前5時間・午後4時間、土午前5時間午後2時間)
のうち受験に関係ある授業は16時間しかありませんでした。。。当時、英語・国語・日本史のみが受験科目であった私は、
数Vや化学Uも強制的に授業を受けさせられていました。(素直に地方の医学部に進学するという楽な方法もあったはずですけど。。。)

当然数Vや化学や物理など私立文系の生徒には全く意味のない授業・課題を強制されていましたので、
今回のような全国的な過保護状態は羨ましくもあります。今回の履修漏れで謝っている教頭先生が、
私立文系の私に理系科目を強制していた人と同一人物というのが、ちょっと想像できません(笑)。それだけ時代が変わった、
あるいは時間が経ったということなんでしょうか。

数Vなどはハンデのつもりで勉強していましたが、今考えると司法書士としての事務処理能力向上には役にたっているのかもしれません。
皮肉なもんです(笑)。