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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2006年09月04日

また後見人の逮捕

ライブドア事件を扱いたいところですが、今日は、例の法人後見委員会だったのでそのお話。
実は前回の法人後見委員会は風邪のため欠席。今日はどうしてもはずせないアポのため、早退となってしまいました。
月に1回午後が全て塞がってしまうこの委員会は、会務まみれの私にとって最も負担の大きい会務です。東京司法書士会では、
1年間10時間のプロボノ活動を半ば強制していますが、
ヘタするとこの委員会の1日でプロボノ1年分の活動時間が確保されてしまいます。

2回目の任期ですが、20年分のプロボノ活動確保となります。
多重会務者としては、「プロボノ貯金ができればいいなあ。」と馬鹿なことを考えてしまいました。
本来法人後見委員会もプロボノ活動の一環ではありますが、この委員会のメンバーの奉仕の精神を見ていると、大義名分のある欠席
(完璧な病欠)や早退(他の会務)も何となく罪悪感があります。(どうも愚痴っぽくてすみません。)

 

法人後見委員会は、
全国の難問奇問を解決していくリーガルサポートの本部組織です。活動時間ヘビーであり、かなりの知識が要求されます。一部で
「本部の委員会の決済に時間がかかりすぎる。」とか「官僚みたいな対応をしている。」などの非難を受けることもありますが、
一歩間違えると問題も大きいだけに、どうしても慎重にならざるを得ません。

 

先日、任意後見制度の欠陥を突いた犯罪がありました。
行政書士の資格を持つリフォーム会社の社長が自ら後見人となった認知症の女性の自宅を売却し、逮捕されるという事件です。
士業の逮捕が続き、モラルが低下している中、例え官僚っぽいと悪口を言われても、締めるところはきちんと締めていかねばなりません。

 

正直、
法人後見委員会に出る時間に自分の仕事がしたいなあと思っていますが、誰かがやらなければなりません。
次回は欠席早退なしで臨みたいと思いますが、やがて訪れる私の委員としての任期満了。小泉さんと違ってこちらは、
後継者問題で苦しみそうです。。。もし司法書士でやりたい方いらっしゃいましたら、他のメンバーに知られる前に、
こっそり私に連絡して下さい(笑)。