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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2006年05月26日

プロボノと多重会務者

 


以前ブログでご紹介した司法書士のプロボノ活動について。

 


先日、東京会から
「東京司法書士会公益活動に関する規範規則が平成18年4月11日に施行され、
司法書士会会員は1年度につき12時間の公益活動を行わなければならない。」となったので、
プロボノ活動に関する1年分のレポートを提出するように、という文書がきました。文書の中には、「司法書士会会委員が、
本会に対し6万円を支払った場合には、その年度の公益活動を行ったものとみなす」の規定に従い、
本会に6万円支払う場合の振込先も記載されていました。いったいどれだけの会員がこの6万円を支払う事になるのか???

 


今週の水曜日、月1回恒例の港支部の無料法律相談会があったのですが、
支部会員へ参加を促しても、なかなか参加してもらえないのが実情です。「開業したばかりで、仕事しないと生活が大変!公益活動なんて無理。」
みたいな方もいらっしゃるかもしれませんが、参加してくれない方は、やはり「目の前の仕事を優先」してらっしゃるようです。まあ、
生きていくためですから、そこを優先するのは、分かりますが。。。

 


同じ水曜日、私は、いつものリーガルサポートの法人後見委員会
(AM11〜PM8、9)にも出ていました。ちなみに今日はこれから支部長会です。複数の会務をやっていると年間12時間どころか、1ヶ月、
いや1週間で12時間達成する場合もあります。今週なんかは、余裕で12時間突破です。
よく複数の会務で仕事が全然できない役員の方を多重債務者ならぬ『多重会務者』と呼んだりしています。
会務を始めとした公益活動に参加する方が少ないから、人の良い多重会務者がさらに多くの仕事を押し付けられているのが実情です。

 


「この人よくこれだけの活動がやれているなあ。」
と感心するような方がいらっしゃいますが、仕事の時間・家族との時間などなど自分の時間を犠牲にされているのです。
これから司法書士を目指そうとしている受験生の皆さんには、「合格しても司法書士の年収ばかりに目を向け、
またそんな実情がわかっていながら、会務を始めとした公益活動をしない司法書士」には、なって欲しくないです。

 


今日なんて
「花の金曜日」ですよ。なんで支部長会なんだ。。。
ちょっと愚痴っぽくなってしまいました(笑)。