2007年03月05日
司法書士と英語 その1
掲示板にて、せっつかれてしまったので、お問合せのあった司法書士と英語について。
style="MARGIN-RIGHT: 0px">style="MARGIN-RIGHT: 0px">司法書士の業務で英語って使うのでしょうか。話せたり、
読み書きができると役に立つことはありますか。
法律事務所に勤務したり、企業に就職する場合ではあるようですが、それ以外の事務所勤務とか開業した場合で使うことってありますか。
司法書士に限らず、社会人であれば、英語を話せたり、読み書きができたほうがいいに決まっています。
過去のブログ「これから司法書士試験を受けようと思っている方へ」
で触れましたが、司法書士といっても不動産登記ばっかりの事務所もあれば商業登記ばかりの事務所もあります。また、
登記なんてやらずに債務整理や成年後見ばかりの事務所もこの世には存在します。またこれらの業務を複数やる事務所も当然存在します。
この中で、成年後見業務は、実務上英語を必要とする場面はあまりないでしょう。もちろん知識を広げる意味で、
海外の成年後見実務を知るために、海外の文献に目を通すには必要かもしれませんが、さほど必要性を感じません。
債務整理も同様ではないでしょうか?
不動産登記も都心部では英語を必要とする場面も多少はあると思いますが、地方ではその必要性はあまりありません。
私の実家のある宮崎には、そもそも外国人がほとんどおりません。地方で英語力が要求されるのは稀でしょう。
基本的に必要となる可能性があるのは、東京などの都心部で企業法務やその延長線上としての不動産登記の一部分で必要となるのが、
そのほとんどだと思います。そういったクライアントを持つ事務所では(ほとんどが弁護士事務所と思われますが)、
当然英語力があれば重宝されます。
上記のように開業地や事務所が対象としている商いで、英語の必要性は変わりますが、
司法書士事務所の中でどういったポジションで働くかによっても当然変わってきます。新人に英語力を要求される場合もあまりないでしょうし、
お飾り所長も英語力は必要ありません。商いで英語が必要な所長は、英語が堪能な人間を雇えばそれですみますから。
語り足りないのでつづく。