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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2006年03月24日

司法書士の名称が変わる。。。


今日は、支部長会です。先日より話題にしていた資料を含め、
色々な話が飛び出すと思います。さて今日は、そんな支部長会資料の中から
「司法書士名称の変更に関する意見照会について(お願い)」
のお話。

 


司法書士法の改正により簡易裁判所における訴訟代理権が業務に加わり、
司法書士の職務内容が従来のものとは一致しなくなってきました。確かに業務として、訴訟代理までできるのに、書類作成の雰囲気が漂う司法
「書」士の「書」の文字には違和感のあるところだと思います。またこの「書」
の文字が安易にかつての代書をイメージさせてしまうといった悪影響もあると思われます。

 


そこで、より司法書士業務の実態にあう新名称を考えるのは、「あり」といえば
「あり」。しかし、当然問題もあります。一般の方が司法書士と接点を持つであろう機会として、不動産取引の立会いなどが考えられますが、
不動産取引が一生に何度もある訳がありません。当然の帰結として司法書士を知らない方が多いのは仕方のないことです。
ただでさえマイナーな職業なのに、何とかある程度、定着した(?)司法書士という名称を捨てるのかという別の問題もあります。

 


私「はじめまして、私は○○士の原田です。」


相手「○○士?」


私「昔の司法書士のことです。」


相手「ああ、そうですか。」


という不毛な会話もあり得ます(笑)。

 


長年この司法書士という名称を愛してきた会員の中には、
とんでもないと否定する方もいらっしゃるでしょう。会社の商号変更みたいなものですから、名刺をはじめとして封筒・HP・
看板などなど変更があればコストもかかります。冗談じゃないという会員もいるでしょう。

 


また司法書士という名称を捨てるのであれば「じゃあ新名称は何にする?」
という熱い議論もでてきます。資料には候補として

 


1法務士


2司法士


3法理士

 


などが挙げられていますが、さてどうなることやら。