2003年07月07日
司法書士試験おつかれさま
昨日司法書士試験が行われたようです。受験生の皆さんおつかれさまでした。自己採点されては一喜一憂されていることと思います。また怖くて自己採点されてない方もいらっしゃると思います。口述試験(もしくは来年?)に向けて頑張って下さい。受験したであろう友人のSさんの携帯に連絡しているのですが、折り返しがありません。大丈夫なんでしょうか??
試験では90点でも合格しますが、実務では100点以外は登記できないという業界です。絶えず100点取れるような申請書を提出できるように日々神経すり減らしています。今回の試験の商業登記の書式(記述式)で役員の名前が「己野さん」だったそうです。普通取締役甲野太郎とくれば二人目の取締役は「乙野」ですが、正解は「己野」。そんな細かい事どうでもいいじゃないか。というようなところでしょうが、実務でこれやっちゃうと登記簿が汚れてしまって、(いったん錯誤による更正登記を入れます。履歴事項にはしっかり残ってしまいます。)お客には怒られる或いは関与先が1社減ってしまう悲しい場面ですね。難しい論点を限られた時間の中で消化しながら解答していかなければなりませんから、こんな「己野さん」は見落としてしまいそうです。でも注意力がいやでも要求されてしまう業界ですから、合格者は案外みんな出来てるんじゃないでしょうか。昔の予備校の模試にはそういう配慮?からか鈴木さんならぬ「鈴本さん」や甲野一郎さんならぬ「甲野一朗さん」がよくあったなと思い出しました。こんなくだらない問題がメインではなく、試験では清算型包括遺贈とか厳しい問題が出たようです。
受験生の皆さん、ちょっと一休みして、口述試験に向けて頑張って下さい