本文へスキップ

司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2015年06月24日

165億円の報酬

またまたゲスいお金の話。

以前の記事でゴーン社長の役員報酬は9億9500万円とご紹介しましたが、いやいや稼いでらっしゃる方は他にもいたようです。

ソフトバンク 副社長に165億円の報酬(6月19日 NHK)
大手通信会社の「ソフトバンク」は、19日付けで副社長に就任した、元グーグル幹部のニケシュ・アローラ氏に対して、経営に参画した去年9月からことし3月末までの間に165億円余りの報酬を支払っていたことが分かりました。(略)

さっそくソフトバンクの有価証券報告書をチェック。
http://cdn.softbank.jp/corp/set/data/irinfo/financials/security_reports/pdf/2015/softbank_securities_2015_004.pdf

分かりにくいかもしれませんが、66ページにしっかり記載されてますね。
このアローラ氏、私より年下の47歳。グーグルの上級副社長でもあったようで、経歴は華やかな方。この報酬に見合うだけの実力もお持ちの方ってことですかね?

またまたゲスい計算をしてみたんですが、日給8000万円弱。一瞬日給8000円に見えてしまいますけど、「万」がついてます。

ここまで稼いでしまうと、この人の仕事へのモチベーションって何だろうと不思議になります。

2015年06月01日

 ゴーン社長の時給

日産、役員報酬14億6000万円 ゴーン社長が6割占める(SankeiBiz 5月30日)
 日産自動車は29日開示した株主総会の招集通知で、2015年3月期にカルロス・ゴーン社長ら取締役11人に支払った役員報酬の総額が14億6000万円だったことを明らかにした。
 15年3月期は取締役の交代などがあったため、単純比較できないが、14年3月期に取締役9人に支払われた報酬総額は16億5600万円。このうちゴーン社長は9億9500万円で約6割を占めた。

ゴーン社長、相変わらずの役員報酬でございます。招集通知では、社外取締役1名だけに200万円の報酬ということも記載されており、単純に比較はできないものの、ゴーン社長の評価が突出してますね。

年収9億9500万円という数字があまりにピンとこないので、ゲスいですけど、時給を計算してみます。

一般的な日本人労働者の労働時間2000時間で割ると時給50万円。立場が立場なだけに3000時間くらいは、働いているとしても時給33万円(笑)。

分給も1万円近いので、ちょっと立ち話するだけで、相当な価値。

毎年彼の役員報酬が話題になりますが、儲かっている企業でも、なかなかゴーン社長並の報酬は支払えておりません。彼の激務を想像し、対価である9億9500万円を妥当であると考えるのかどうか。従業員の方々は、どう思ってるんでしょうね。

日産招集通知
http://www.nissan-global.com/JP/IR/SHAREHOLDER/116_index.htm