2006年10月25日
合同会社(日本版LLC)への組織変更 2
英語表記だとカッコいいLLC(Limited Liability
Company)こと合同会社の組織変更のつづき。
昨日は日本語の合同会社がイマイチの名称だというだけのくだらない内容でしたので、今日はANAのスキームを説明する前に、
「合同会社とは何か?」からご説明します。
合同会社(LLC)は、法人格があり、出資が有限責任であり、
また内部のルールが柔軟な会社法から導入された新しい会社類型です。まだ分かりにくいですね。。。
会社法が施行されるまでの日本の会社類型は、出資者は出資額の範囲しか責任を負わない「有限責任社員」で構成される「株式会社」と
「有限会社」、そして責任が出資額に限定されない「無限責任社員」が含まれる「合名会社」と「合資会社」
という4パターンの会社類型しかありませんでした。
合同会社は、
今までの合名会社や合資会社と違って、出資額までしか責任がありません。
かといって株式会社のような利益配分が出資した金額の比率に拘束されるようなタイプでなく、内部で決めたルールで柔軟に運営できます。
ちょっとは分かってきましたか?
元々は「アメリカにあるLLCが便利そうだなあ。」という経済界の熱い要望で会社法に導入される目玉でもありました。
まずは、比較表を見て下さい。(こんな表でも作成には時間がかかるんです。。。)
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style="MARGIN-RIGHT: 0px">(注1)譲渡制限のある非公開株式会社
(注2)かつての有限会社、現行の特例有限会社
(注3)合同会社
(注4)有限責任事業組合
明日は合同会社ネタのつづきでなく、軽めネタがいいですか?